とんこつ黒のにんにくマシマシで

日々体を引き締めたいとなげいている

ライティングの副業で闇を見た話②

【前回のあらすじ】

文字書きの副業を知ったぺすは意気揚々とクラウドワークスに登録をしたが・・・

 

***

 

誰も望んでない続編だよ~イエエエエエエイ!!!!!!

さて、登録はしました。

しかしライティング(文字書き)のお仕事、そんなに甘くはなかった。

※あくまでクラウドワークスの、私が請けたお仕事の話です。

 

第一の壁:単価が低い。

クラウドワークスは特にそうらしいんだけど、ライティングって初心者が食い物にされやすい職種なんだZE・・・

 

そもそも、文字単価1円ってどんな価値があるのか考えてみよう(突然)

例えばの条件で、「1500文字で映画の感想記事を書いてください」だとする。

この条件通りに考えれば1500文字書けば1500円もらえる…けど、実は、そっくりそのままはもらえなかったりするんだよね。\ええ~っ/

 

まず、運営側の事務手数料が20%引かれる。(ずっと思ってるんだけど高くね????)

その後、依頼主によっては源泉徴収分を先に引かれる。(年末調整という名の税金搾取をこの金額の時点でやられる)

そんで最後に銀行に振込になると、振込手数料も引かれるんですよね~

そうするとあ~ら不思議、1500円が雀の涙になって帰ってきたよ☆

 

しかもクラウドワークス内で言えば1文字1円というのは相当良心的。0.4~0.8円はざらです。

つまりこいつぁ…数をこなさねえとおこづかいにもならねぇってこった…!!

 

 

第二の壁:競合が多い。

文字を書くって正直ハードルの低い作業で誰でも始められるから、競争率が高い。私のように家でだらだらしながら金が欲しいって思ってるやつがゴロゴロいるっていう前提があるんすよ。(あたしゃそこまで考えてなかったよ…)

 

し・か・も、単価が高くて条件の良い仕事は基本ベテランや本業さんに持ってかれる。自己アピールがきちんとできないとそういう良案件には見向きもしてもらえませーん!

 

「でも待てよ…私書くの好きだしちょっとでも金もらえるなら全然大丈夫じゃない?やる気ならあるし数こなせばいいんでしょ!経験もついてくるし!!」

そう、私は無駄にポジティブであった。

しかしやっているうちに最大の壁が立ちふさがってくる。

 

 

第三の壁:生み出す苦しみ

正直これがいちばんしんどみ。しんどすぎてポテトLとドーナツ5個一気に食えそう

先程の条件を呼び戻しましょう。

 

「1500文字で映画の感想記事を書いてください」

 

さて、お金をもらって文字を書くので好き勝手書くのは許されません。

まず先方の要望に合う書き方や進め方を知るところから始まります。

何でもオッケーな所もあれば、厳格なガイドラインを決めている厳しいところ、様々です。この辺の見極めは条件のメッセージをやりとりしないと正直わからないところもあり、契約してから後悔することもしばしば。

 

次に、映画の何をテーマに書くのか?見出しやタイトルはどうするのか?

これを全部考えて提案してくださーいって所もあれば、全部テーマは決めてるのであとは内容だけ書いてください~な所も。

 

テーマ出しからやらされたところは何度もリテイク食らったこともあって、そのたびに駄目だった理由を考えて出し直したりして文字を書く以前に着想力を試されたことも…

 

なんか、駄目出しされるとお前にはテーマを決められる能力もないって言われた気になって普通に落ち込むんだよな…

 

このときほど「なんで1500円もらうだけなのにここまで頑張ってんだろう…」と思ったことはあるだろうか、いや、ない。絶対にない。

こんなはした金で全部丸投げしてんじゃねえよ。テーマくらいてめえで用意しろ!!!!!!(なんか思い出した)

 

そしてとうとう記事作成。

私の場合他人の作品に引っ張られやすいので、依頼主が提供する見本を見ると口調なり引用の仕方なりがモロ影響されてること丸わかりで、手段のために本来の書きたい趣旨の部分が上手く表現できなくなったりして発狂しかけた。

 

さんざん苦労したテーマ出しで決めた順序も、書いてると「こっちのテーマの方がええな」と内容変更したくなってくるから正直一旦全文書き出してからテーマ決めたい。でも1文字1円のためだけにそんだけ時間使って頑張らなきゃいけないわけ???

 

とまあ、こんな試行錯誤して提出した記事もリテイクを食らうわけですよ。

完全出来高制だから、そこに至るまでの時間とかがんばりはその1文字1円の世界でしかないワケ。は?やってらんなくな~い??

 

しかも苦労して出来上がった記事はたいてい著作権が依頼主に帰属するような秘密保持契約をしてるから、「私こんなに頑張ってこの記事生み出したんだぜ!!」な宣伝もアウトです。

産んだ子を取り上げられた挙句、親を名乗れないみたいな理不尽を感じるよな。

…この労力と比べて単価低すぎん??????

 

なのでこの世界は早く慣れて文字をひねり出すことにコストをかけないことが命。

私のようにボツられるたびに落ち込んだり依頼主とのやりとりにいちいちストレス感じてると多分普通の接客よりきついよ!!!!!

 

 

でも大丈夫、あきらめないで。(CV:M矢ミキさん)

次回!!その中でも見えた光明!!!!

pesukatoore.hatenablog.com

良案件があった話をする!!!!!!!!