とんこつ黒のにんにくマシマシで

日々体を引き締めたいとなげいている

ぎっくり腰もとい腰椎椎間板症とのお付き合い①

私の弱点を紹介しよう。腰です。

正直今までは「筋トレ続けてればいつかは治る」と信じてたんだけど、幻想を捨てて現実を見ることにした。

私と腰痛は一心同体。他の人の大丈夫は私にとっては大丈夫じゃない。

そのくらい今回の魔女の一撃は生活の危機を感じるヤバさだった。

 

腰痛を克服した、と思った瞬間

中学のころから、大体10月くらいの季節の変わり目にじわじわ痛めては一週間くらいかけて治るという季節の風物詩化していた私の腰痛。

きっかけは「重いものを持ち上げる」「姿勢を良くしようと無駄に腰を反り続ける」「お風呂掃除でしゃがむ体制が長かった」とかほんとーーーーーに些細な所からじわじわ痛み始める。初めてやったときは靴下を履けない事にショックを受けた。

 

それでも数年やり続けてるといつやらかすのか塩梅が分かってくるから、痛み始めたら無理をしない、やったらやったで治る期間を把握しているから「あーハイハイ今年も秋がきましたね」くらいのマインドになった。

もうね、腰痛と肩組んで映画見ながらポップコーン見れるくらいの仲の良さ。

 

でもね…なんと、去年の秋は絶交したんですよ。腰痛君来なかった。毎年七夕並みの正確さで来てたのに。

これはプロに姿勢を分析してもらったおかげで、私は「胸を張って下さい」と言われると胸を張れず腰が反ってしまっているのが原因だったらしい。

これまで姿勢を改善しようとやっていた姿勢は、無理に腰に負担をかけた反り方だったんだね。

 

▼ぺすは 正しい 力の入れ方を てにいれた!

 

もうこれからは腰痛になることないな!イヤッホーーーーウ!!!

って調子に乗ったのが駄目だった。

不幸ってのはな、絶頂の瞬間に訪れるものなんだぜ…

 

忍び寄る腰痛君

これまでの私の中のぎっくり腰って、一撃っていうよりも波って感じで徐々に痛くなって歩くのが大変ダナ~くらいだったの。

それ以上悪くなることはない、とまあ高を括っていたわけだな

 

事件数日前ーーー

 

ジムでバックエクステンション(いわゆる海老ぞり)を、5kgの重りをもってやっていた私。

 

「つらい、つらいけどこの1回が私の背中の肉を削ぎ落す!ウオォォオオオ!!!」

 

と脳内でドーパミンをあふれさせながら反る。反る。重りというストレスを抱えながら腰に負担をかけていく。筋トレで自分を追い込むのって気持ちいいよな。

 

今考えれば、これが前哨戦だった。

絶交していたはずの腰痛が、少しづつ足音を忍ばせながら近づいてきていた。

 

翌日、なんか腰が痛い。

やっちまったな…と反省しつつ、強い味方に頼った。ストレッチである。

この時期ちょうどプロのストレッチの講座があった。それを頼りに股関節とお尻周りを念入りに伸ばす。伸ばす。すると…

 

痛くない。

あっこれ治ったな。

 

おわかりいただけただろうか…

拍子抜けするほど簡単に痛みが引いていったのをいいことに、私はここでとんでもない判断ミスをした。傷んだ腰は、まだそこでうずくまっていたのだ。

 

魔女の一撃

事件当日。パーソナルトレーニング

 

「今日は背中の日なので、ルーマニアデッドリフトをやりましょう」

「サーイエッサー!!!!」

「このくらいの重さどうですか?」

「自分まだ行けます!!!」

~実際はもっと謙虚な受け答えをしています~

 

ルーマニアンデッドは背中をまっすぐに、お尻を上げるのがお約束。

3セット目のちょっと疲れてきた頃、その均衡が破られた。お尻が、ちょっと下がっちゃったのである。

30kgの衝撃が一気に腰にかかる。その瞬間、少しずついたぶられてきた腰がついに限界を迎えた。

 

ミシメリムキャチョッ

 

湿ったベニヤを折ったときのような音(言語化が無理)が私の体の中で、鈍く響いた。

 

「オッフ…」

 

気の抜けた声の後、一気に左下半身の力が抜けて倒れこむ私。

最後の気合でバーベルは戻した後、ベンチに座り込んで真っ白に燃え尽きた。

 

 

 

~思ったより長くなってしまったのでつづく~

次回はこちら↓

pesukatoore.hatenablog.com