前回のおはなしはこちら
もはや面倒で「新おじ」って略しちゃったよ
おじって言葉、便利だな~!!なんか「おじさん」よりマイルドでかわいい響きになるもんな~!!!
そんなこんなで、新おじへの不満は頂点に達した。
新おじが弊部署の上司となること、早1年。
初めなら配属したてだから知らなくてもしょうがないよね~★」とか抜かせるが、もはや1年、そう、1年が経っている。
1年経って現場レベルの人たちはそこそこの成長がみられる中、なぜかおじだけ成長していない。でも、おじ本人だけは成長したと思っている…謎の認識の違いが生まれている、何?私たちの間にATフィールドでもあるの?
口を開けばおじへの不満、会社への反骨精神、持ち上がる転職話―――
現場の人間たちはむしろ、新おじが共通の敵となったことで確固たる団結心さえ生まれてしまっていた。
それじゃ、イカれたメンバー(不満内容)を紹介するぜ!!!
おじが仕事の内容を分かっていないがために防波堤が作れず他部署から振られる無茶ぶり!!!
おじがいつまでたっても仕事を振れる裁量がないから発生したベテランの仕事抱え込み!!!!!
よくわかんないけどかっこつけたいおじが立ち上げた意味のないクソメンドプロジェクト!!!!!!!
…なんだろう、前のおじもこんなことやってた気がする。
なんでおじって〇〇ラボとかコンサル呼びたがるの。そんなん外部に「うちはこの力がありませ~ん」って暴露するようなもんだろうよ、しっかりしろ。
ただ一つ違うのは、同じくらいの能力や考えを持った同僚が何人もいること。
そして、頼れる他部署の人たちも現状を憂いてくれている。
今回、私は人に恵まれていた。
一人で耐えなくていいって、なんてすばらしいんだろう!!!
突然の断罪イベント発生
もはやおじの悪口を話すのが習慣になっていた我々に、突然取締役がふらっとやってきた。
取締役「突然で悪いんだけど、月曜日(新おじ)への不満を直接いう会を開きます」
・・・
( ^ω^)・・・???
それなんて断罪イベント・・・???
取「(弊部署)の(新おじ)が部署の長として機能していないという不満が上がっているのを認識していて、何とかしたいと思っている。だから、一度直接不満に思っていることを直接本人に伝えてほしい」
私「質問があります」
「それを言うことで…その…(新おじ)さんが(弊部署)の上司から異動することもありえる、ということでしょうか」
取「結果次第だけど、できれば(新おじ)には(弊部署)の上長として頑張ってもらいたいと思っています」
・・・・・・
・・・そしたらこのイベントなんの意味もないのでは・・・???
と、みんな宇宙猫状態。
告知されたのは金曜の夜、そして月曜の午前中にはその断罪イベントが行われるとのこと。
瞬間、思考、重ねて
慌てる我々、そして無理やり土曜夜に肉を焼きながら始まる作戦会議。
正直不満を言ったところでただ気まずいだけの会じゃん…と思いつつ、とにかく以下が決まった。
- 感情的にならない(嫌いだから不満を言っているわけでなはいということを分かってもらう)。
- おじに圧倒的に足りないのは「現場経験」なので、現場レベルの業務をやって知識を増やしてもらうことを求める。
ただ、新おじは以前別の部署の長だったときもこういうトラブルが起き、話し合いが行われた事があり…今、だそうなのである。
言うだけ言っても変わらなかったという実績をお持ちのおじ。
以前も現場仕事をやらせる案が出ているが、そのさらに上の上役のスタンスが「管理職は現場レベルの仕事を知らなくていい、マネジメントに注力させる」ということで却下されているらしい。
でもさ、マネジメントするにもある程度の知識は必要じゃん???
前の部署はそれでなんとかなってたかもだけど、今の部署はそこそこの現場経験と知識武装がないと他部署の叩き上げに打ち負けて無茶な仕事振られたりするんよ…
なので、めげずにその提案はすることに。
次回!!
断罪イベントっぽいけど、その提案受け入れてくれるんですか?~おじと私たちの1か月戦争~
…1か月でおわるのカナ?
つづく