とんこつ黒のにんにくマシマシで

日々体を引き締めたいとなげいている

体を変えるのに必要だったこと

何でもかんでも斜に構えてた頃の話

近年筋トレが趣味の人も多くて、女の憧れ代表格の菜々緒様もやっているので、見た目を変えるのに効果があるのはなんとな~くわかっていた。

 

ただ、「ハイハイ食事と運動ね、結局それでしょ」って投げやりになってたんだよね。

栄養士免許を大学卒業と同時に取得してて、食べ物の知識は人並み以上に持ってたけど、もうずっとそういう聞き流しを繰り返してて一向にちゃんとやろうと思わなかった。

必須アミノ酸の種類を知ってても、それを自分の体にきちんと取り込める生活ができるかどうかは別の話ってワケ~~ひゅ~~~耳がいてえ~~~!!!!

 

そんなこんなで「私は一般の人よりも知識はある!」と鼻息の荒いプライド爆高デブが誕生。

運動はしないくせに「今日の筋トレおわり!」と自撮りするトレーニー女子にムカついてたし、「自分の体はまだまだだ」って向上心のある人に対して「でも私よりは痩せてるじゃん」って勝手に心の中でキレてたりしていた。なんなんだろうね、あのガルガル期。

 

受け取る情報に対してはじめっから斜に構えるのは本当にもったいないことなんだけど、キラキラした人間からアドバイスを受け取れるほどの心の余裕はなかった。

デブって自己肯定感が異常に下がってるからさ!!体型のこと言われるだけで攻撃だと思っちゃうんだよ!!!

 

知識の落とし込み方

この経験でわかったのは「私は、自分に近い境遇の人の話でないと共感できない節がある」ということ。

つまり、実際に自分に落とし込めるレベルの知識を、自分が納得する集め方で習得しないとまったく馬の耳に念仏なのである。

 

だから今まで正しい知識をもっていたマッチョの話、かわいい顔したインフルエンサーの話、線の細いヨガインストラクターの話…は表面上は聞くふりをしていたけど耳はちくわ状態のスルー。だって…自分にも当てはまる話だとは…夢にも…思っていなかっ…。

 

どんな体型でも同じ人間です。同じ種族である以上、体重を減らす方法も同じなのです…(でもそんなこと当時の私にはわからない!!!)

 

やっと自分の境遇(常に食い意地が張っていて、筋トレが嫌いで、おいしいもので食事管理をしたい)に近い情報源が現れて、正しい筋トレと食事管理を始めるに至ったけど、多分ここに当てはまる目標がいなければ私はマッチョやトレーニーの話は聞かず、耳心地の良い痩せるサプリに手を出し裏切られ、テレビの○○を食べるだけダイエットを信じてはやめ…という地獄を一生繰り返していたことだろうと思う。

 

体が変わり始めるまで

そんで体に関しては

  1. 「つらい、もう動けない」と思えるレベルの追い込みが継続できてること
  2. 摂取カロリーの管理ができていること

の2つが揃わないと変化しなかったな~と個人的には思う。(そこまでつらくなくても変化が見えてる人はそれでオッケー!あくまで私の場合の話ね!!)

めちゃくちゃ難易度の高い壁なんだけどさ、封印されしエグゾディアを揃えるよりはさ…まだ手に届く目標なんじゃないかな…(何の話)

 

ダイエット初期はカロリーを2000kcal/日取ってたところから一気に1340kcalに減らし、毎日泣きたくなるようなつらい筋トレを繰り返し…それでも、体重が減り始めたのは3か月経ってから。我ながら変わり始めるまでよく継続できたと思う。

 

というのも、ボディメイクという概念では体重<見た目ということを知れたおかげなんですがね。

「なんか今まではいてたズボンがゆるい」

「ギチギチで悲鳴を上げていたブラのアンダーが痛くない」

体重は変わらなくても、こういう所で少しずつ変わっている、という実感を得られたのが大きい。

生まれてからずっと身についていた脂肪を剝がしていく作業は想像以上に酷だったけど、嫌々撮っておいた写真を1か月で見返すとほんとに、ほんとーーーーにすこーーーーしずつ肉が減っていて、この積み重ねなんだなって思うことができた。

 

これまでも、これからも

こうして意を決してダイエットを始めた私に、こんな辛いことを言わねばなるまい。

「これ、一生やらないといけないんだよ」

おそらくこれを本当に聞いたら卒倒していた事と思う。おお勇者よ、しんでしまうとはなさけない。

徐々に知っていった事実で本当に良かった。

 

「ダイエットは生活を変えること」とは言ったもんだけど、この生活改善って目標体重まで落とせたらまた戻していいよー!って思うじゃん。え?違うんだ…

 

目標体重を達成しても、また前みたいな何でも好きなものを食べまくって筋トレをしない生活に戻れば体型も戻る。最初ほどつらくはないけど、食事管理と筋トレは一生付き合っていかないと体型の維持はできないんだね。つらいね。それでも僕たちは幸せになるためこの旅路を行くんだね…ほら笑顔が…とても似合う…

 

特に食事管理はいまだにきっつい。毎日食べたいものが頭の中でいっぱいで、「なんのためにこんなことしてるんだろう」と泣くこともよくある。

でもこれからも続けなきゃすぐに太るし、うまくバランスを取っていくしかないんだよなあ。何も考えずに菓子パンキメてた過去の自分にうらやましささえ感じる。

 

それでもサイズを気にせず服を試着できる喜びとか、努力が体に返ってきている旨みを頼りに、私はボディメイクをやめられない。自分を好きになるには、自分が認められるだけの働きを少しずつ積み重ねていくしかないのだ。

 

おまけ:続ける言い訳

モチベーションの部分の話。

私は「自分をこれ以上がっかりさせないために」筋トレを継続している。

自分と約束した「明日はこれをやろうね」がくだらない理由(スマホのいじりすぎとか)でできないと、結局そのダメさに打ちひしがれてさらにやる気がどっか行く。そんで、自分へのふがいなさの怒りがキラキラしてる他人に向く。とんだ責任転嫁だぜ!!

 

これ以上自分を嫌いになりたくないから、とりあえずこれだけやっとくか…が結構私には効く。とりあえず始めると、ついでにこれやるか…が増えていつの間にか最大パフォーマンスまでできていることがある(もちろん、そこまでいかない日もある)。

 

後で知ったことなんだけど、自分との約束を守ることは自分への自信につながるらしい。小さなノルマでもいいから、自分で決めたことをその日のうちに達成できる成功体験を増やしていきたいなあ、と思いました。作文か。