とんこつ黒のにんにくマシマシで

日々体を引き締めたいとなげいている

グッバイおじさん~第4章 私の本音、告白します!~

前回はコチーラ

pesukatoore.hatenablog.com

 

あらゆる引継ぎ作業や退職通知が終わり、あとは適当に雑務をして円満退職を夢見たぺす。

しかしおじさんの根本的な問題が解決しない限り、私の代わりとなる生贄が増え続けることになることを察し、後輩のために特大の爆弾をおじさんに投げつけることにした私なのであった…

 

後輩の苦悩

私が塩対応をし始め、本格的な退職が決まった辺りからおじさんの標的は後輩に切り替わっていたようだ。

 

そう、おじさんの特技は「1つの仕事が終わっていない中で新しい仕事を増やす」こと。

なんと商品開発だけでは飽き足らず、今度は各取引先に積極商談をしよう!と営業のプロジェクトまでぶち上げようとしているようなのである。

人が1人減る、別途引継ぎでマンパワー3/2になるっつってんのに正気か?

 

その他、「時間外に話しかける」「自分語りが長い」「訴えてもしょうがないと一蹴する」「他責傾向」とこれまで私が悩まされてきた悪癖に加えて、「一度話した内容を忘れてる」まで新登場してきた。もう本格的にボケてんじゃねえのか

 

私はおさらばできるが、残された後輩があまりにも不憫すぎる…

仕方ない、これまで感じてきた鬱憤を晴らしがてら、直談判することにした。

 

 

おじさんどもへのメッセージ

といっても、私の出勤日は残るところ7日もなく、退職後まで引き延ばされてなかったことにされてもおかしくない状況。

というわけで、

 

①第三者に報告

まずはハラスメントの窓口をしている担当部署の次長宛てにメールを送った。

 

「(おじさん)のこんなことに困っている、私の転職を考えるきっかけにもなった。

今後は第三者である別部署を交えてきちんと話し合ってほしい。」

 

その後、後輩からも担当次長に相談したらしく、一応相談者としてのつながりは得たようである。

 

しかし1週間経っても何か積極的なアクションはなし。

このままでは何か起こる前に退職時期が来そうだったため、もう直接意見書を出すことにした。

 

てかこれ、私にはデメリットでしかない仕事なんだけど時間外労働の手当もらってもいいっすか?

 

②おじさんに意見書をメール

おじさん及び直轄部署の部長(以前出てきたO部長である)に宛て、「このままだとうちの部署そのものが終わるぞ」みたいなニュアンスで意見をまとめてメールで送信。

直接手渡ししたかったが、そんな暇はなかったので定時時間内にメールで送信(ここ大事)。

 

隣におじさんがいる中で後輩と新人、相談している次長をBCCに入れて意見書をメールする私、我ながら面の皮が厚い。

 

 

ちなみに意見書を提出する前に後輩および新人にヒアリング。

私「私がされて嫌だったことをメインにまとめるけど、2人から相談されていることも盛り込めた方がクリティカルだから伝えてもいい?」

 

新人「正直仕事がやりづらくなるので言わないでほしいです。でも今の状況はつらいからこんなに新人に仕事ふっちゃって大丈夫?潰れちゃうよ?みたいに言ってほしいです(原文ママ)」

 

後輩「私は担当次長にも相談してるので書いてもらって大丈夫です!」

 

なんというか、実は新人も``他責傾向が強めでおいしいところだけ仕事をしたいのがにじみ出ている少し香ばしい人間‘‘なので、本当に後輩が心労でぶっ倒れないか心配。

まあ社会人3年目ってこんなもん…なのか…???(多分甘ちゃんなだけだな…)

 

 

意見書をみたおじさんとタイマン

おじさんが意見書を読んだようで、私に声がかかり闘技場会議室へGO。

おじさんとの直接対決のゴングが鳴った。

 

カーーン!!!

 

と、私のみなぎる闘志とは相反して、友好的に事を収めたいおじさんは割と冷静、というかいつも通りヘラヘラしていた。

私のおじさんサンドバック劇場を眺めたかった方、大変申し訳ございません。

そんなに白熱しませんでした。

 

 

おじさん「まったくもって書かれている通りです」

 

おじさん「時間外の声掛けは、後輩さんには1回しかやってないんだけどな…」

 

私「たった1回でもずっと覚えてますよ。そこは徹底してください」

 

おじさん「わかりました。打ち合わせの時間帯もなあ…定時以降じゃないと設けられないときもあるんですよ…」

 

私「設けるにしても、仰々しく会議室で1時間近くやるんじゃなくて、その場で済むことは要点だけ抑えて短時間で終わらせてください。時間の指定は(おじさん)がやると強制になるので、空いてる時間をまず後輩達にヒアリングしてあっちの都合に合わせるような形でやるように心掛けて頂けると」

 

おじさん「(こっくりと頷き)そうします」

 

私「仕事量ですが…新しい事業始めるなら、何かやめるしかないんですよ。開発は自社都合でスケジュール変えられるんですから、そこで調整しないと。いずれにしても今のスケジュール感では無理です」

 

おじさん「そのへんはO部長ともう一度確認して、話し合います」

 

 

多少の抵抗はありつつ、おじさんなりに理解は示して改善しようとする気はあるようだ。そう、根は真面目なので意見を聞く姿勢はある。行動として今後取り入れるかは別だけど。

 

 

私「私はいなくなる人間なので正直になんでも言える立場ですけど、後輩たちはこういうこと言えないんで」

 

おじさん「そんなこと言わないでくださいよ…というか、あの2人は意見をいうタイプじゃないよね」

 

私「それはそう」

 

おじさん「なので、もうこれからどうしたいかは話し合うしかないんですよ。正直切羽詰まってるのかどうかも、表面的にみるとわからない。わからないからどんどん仕事を振ってしまう。できないときは拒否を表明してほしい」

 

私「その意見も、本人たちに言わないと伝わりませんよね。私からも言っておきますけど、(おじさん)が思っていることも伝わってないのでそこはきちんと共有したほうがいいと思いますよ」

 

おじさん「そうします。薄々感じていることではあったので、言ってくれて助かりました。」

 

 

若干こいつ折れてねえな感がありつつ、こんな感じで終了。

おじさんは後輩たちに嫌われているのを知りつつ歩み寄る必要があるし、後輩たちも自由な環境を手に入れるためには引っ込み思案な勤務態度を直していく必要がある。

私はその伝書鳩にしかなれないし、これからはそれもできない。

 

このやりとりはある程度要約して後輩・新人ともに伝え、感謝された。

彼らの成長を祈るしかできないけど、正直祈るのもめんどくさいのでもうこの辺にしてあとは丸投げしま-----す!!!!!!

 

なお、これを送った翌日のO部長は私の顔色を伺うような態度が顕著に表れていた。

いやなんか言えや。お前のせいでもあるんやぞ。

 

 

後日談

新入社員歓迎の立食パーティーが全社的にあったので、その雑踏に紛れてその後のおじさんの動向を聞いてみた。

 

後輩「最初の1日はおとなしかったんですけど…また戻ってしまいました…」

 

万 死 に 値 す る

戻っとるやないかーーーーーい

 

やっぱ死ぬくらいの衝撃与えないとだめなのかもしれない。犯罪に手を染めてまでおじさんを止める気力はさすがにないな…

 

もうこれ以上できることはなさそうなので、

  • ハラスメント担当部署に頑張ってもらうよう発破かける
  • 今のうちの部署がやばい話を色んな人にしておいていつか芽吹くよう種まきをする

くらいの根回しで終わりにしようと思う。

人生のうちで完全勝利できる事ってなかなかないもんだね

 

 

さて、ハイライトは終わったので次回を最終章とします。

  • 私の代わりに入ってきた子兎のようにかわいい女の子の話
  • 辞める日のご挨拶とかその辺の話
  • 変わらぬおじさんへ最後の日に掛ける言葉

 

お楽しみに~

 

追記:更新しました

pesukatoore.hatenablog.com

 

つづく