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無事退職も受理されて、さあここからが怒涛の引継ぎ作業である。
第1回引継ぎ会議
登場人物は私(ぺ)、おじさん(お)、後輩(後)、新人(新)の4人。
私の仕事内容をどう引き継ぐかを相談する。
私の仕事内容はもちろん私が一番よくわかっているので、私進行のもと話を進めていく…のかと思いきや。
おじさん「では今から話そうと思うのは~」
いやお前が話すんかーい
多分このままだと全然進まなくなるので無理やりお鉢を奪う。
ぺす「今からお渡しするこの資料に、引き継ぐ内容と有休の日程が書いてあります。
青字になっているところがまだ引継ぎできていない事なので、今月内に全て終わるように進行していきますね~」
ちなみに引継ぎ内容の多さは後輩10:新人7:おじさん3くらいである。
お「俺のこの●●っていうのはいつごろやる?」
ぺ「これは○○が終わってからですかね~」
お「じゃあこれは?」
いやいやお前だけの引継ぎ会議じゃねーんだわ
見ろよ後輩の顔を!!!何のために呼ばれたんだろう…って顔してるわ!!!
お「あとペンディングにしてた△△の件、悪いけどリストアップしてくれる?あと、リストの作り方後輩さんと新人さんにも教えといて」
辞めると言ってるのに新たな仕事を作るおじさん。
リストアップ好きだよな…どうせリスト化しても見るだけで生かさないくせに…
しかも作り方まで引き継がなきゃいかんの会。会長、ぺす。
こりゃおじさんいたら後輩達が聞きたいこと聞けないわな…となり、簡単におじさんの質問に答え、一旦おじさんを満足させてから後輩達の引継ぎをすることにした。
ここにきてさらに印象をマイナスにしていくおじさん、流石としか言いようがない。
一方内定先のやりとりでは…
会社見学という名目で、内定承諾前に色々聞けることになった。
不安げな顔して入っていったぺす、しかし帰ってくる頃には晴れやかな笑顔でスキップする女として警備員の方にガン見された。
改めて言おう、ここにしてよかったー!!
- 施設が綺麗
まずね、これは仕方のない事なんだけど、改装したての会社だから明るくて綺麗。
設備もちゃんと鍵がかかるし、ご飯を食べるためのスペースがきちんとある…!
斜め前でおじさんが咀嚼しているデスクとは大違い。大変過ごしやすそうである。
- 教育体制がしっかりしてる
「入社にあたって、なにか勉強しておくことはありますか?」に対して、「きちんと教えるので不安にならなくて大丈夫ですよ。強いて言えば、○○に関する部分は予習しておくと頭に入りやすいです」と完っっっ璧な答え。
これができる人、まじで現職には皆無だったからほんと助かる。
- 尊敬できる優秀な人が多い
前述の通り、受け答えが明朗かつ、1聞いたら10答えてくれるような方がたくさんいる。※現職の、特にうちの部署には皆無の人材。
今回質疑応答と案内を担当してくれた担当の女性も、私と同い年にも関わらず人生経験倍くらいありそうなできる方だった。
だからといって距離感が遠いわけでもなく、新天地で不安な気持ちを汲み取って解消されるようこんな制度ありますよ~!と根拠ありきで説明をしてくれる。
ねえ、現職にこういう人がほぼいないのまじでなんで???
日本語が通じなかったり、何考えてるか言語化できなかったり、察せよと切れる御仁がいたりで信じられないほどコミュニケーション取れない人が多すぎる。クソ社員グランプリとかでデュエルさせたい。
…でもね…そういうクソみたいな同僚および上司がたくさんいるの、ぺすしってるよ…労働ってクソだね…
少しでも早くこういう方と肩を並べられるようにがんばるぞ~~~!!!
退職の連絡をした各々の反応まとめ
ここ最近いただいた反応をダイジェストでお送りします。
天敵おじさん
「(瞑目して)………残念です」
後輩
「そんなあ…(頭を抱える)でもやりたい仕事ができるのはいいことですね…」
入りたてで色々教えていただいた先輩
「びっくりしたけど(新しい仕事内容)向いてると思います!」
現場時代に仲良く話したおっちゃん
「え!?子供でもできたんか!?違うんかー!!!!ガハハハハハ!!!!(まじでこういうところだぞ)」
現場時代で仲良くしてたおばちゃん
「遠い噂で‘できる‘って聞いてたわよ~そうなの~残念ねえ…新しいとこでも頑張りな!!」
ご飯よくいく先輩
「嘘だと思って直接聞きにきちゃったよ!!本当なの?残念だなぁ…いてほしいよぉ…」
現場の若いおじさん
「嘘だろ!!だめです!!!そんなこと言われたらもう仕事できないよ…(しょんぼり)…いつでも遊びにきていいからね…」
セラムン繋がりで仲のいい他部署後輩
「やっと逃げられるんですね!私も後に続きます!!」
こうしてようやく職場のしがらみから逃れ、着々と有休消化をこなすぺすであった…
と、思いきや。
そうは問屋が卸さない。
というのも一週間ほど前、頭を抱えた後輩とひょんなことから2人の空間で仕事をする環境に偶然なったとき。
後輩「私、あんまり人のこと嫌いになったりとかないんですけど…(おじさん)のこと、本当に無理かもしれません」
深刻な顔で語る後輩の話の中に、かつての思い悩んだ自分の残像を見たぺす。
おじさんとの円満退職を諦め、最後の戦いに臨む――――――
次回、おじさんに思いの丈を打ち明ける。
つづく↓