とんこつ黒のにんにくマシマシで

日々体を引き締めたいとなげいている

グッバイおじさん~第4章 私の本音、告白します!~

前回はコチーラ

pesukatoore.hatenablog.com

 

あらゆる引継ぎ作業や退職通知が終わり、あとは適当に雑務をして円満退職を夢見たぺす。

しかしおじさんの根本的な問題が解決しない限り、私の代わりとなる生贄が増え続けることになることを察し、後輩のために特大の爆弾をおじさんに投げつけることにした私なのであった…

 

後輩の苦悩

私が塩対応をし始め、本格的な退職が決まった辺りからおじさんの標的は後輩に切り替わっていたようだ。

 

そう、おじさんの特技は「1つの仕事が終わっていない中で新しい仕事を増やす」こと。

なんと商品開発だけでは飽き足らず、今度は各取引先に積極商談をしよう!と営業のプロジェクトまでぶち上げようとしているようなのである。

人が1人減る、別途引継ぎでマンパワー3/2になるっつってんのに正気か?

 

その他、「時間外に話しかける」「自分語りが長い」「訴えてもしょうがないと一蹴する」「他責傾向」とこれまで私が悩まされてきた悪癖に加えて、「一度話した内容を忘れてる」まで新登場してきた。もう本格的にボケてんじゃねえのか

 

私はおさらばできるが、残された後輩があまりにも不憫すぎる…

仕方ない、これまで感じてきた鬱憤を晴らしがてら、直談判することにした。

 

 

おじさんどもへのメッセージ

といっても、私の出勤日は残るところ7日もなく、退職後まで引き延ばされてなかったことにされてもおかしくない状況。

というわけで、

 

①第三者に報告

まずはハラスメントの窓口をしている担当部署の次長宛てにメールを送った。

 

「(おじさん)のこんなことに困っている、私の転職を考えるきっかけにもなった。

今後は第三者である別部署を交えてきちんと話し合ってほしい。」

 

その後、後輩からも担当次長に相談したらしく、一応相談者としてのつながりは得たようである。

 

しかし1週間経っても何か積極的なアクションはなし。

このままでは何か起こる前に退職時期が来そうだったため、もう直接意見書を出すことにした。

 

てかこれ、私にはデメリットでしかない仕事なんだけど時間外労働の手当もらってもいいっすか?

 

②おじさんに意見書をメール

おじさん及び直轄部署の部長(以前出てきたO部長である)に宛て、「このままだとうちの部署そのものが終わるぞ」みたいなニュアンスで意見をまとめてメールで送信。

直接手渡ししたかったが、そんな暇はなかったので定時時間内にメールで送信(ここ大事)。

 

隣におじさんがいる中で後輩と新人、相談している次長をBCCに入れて意見書をメールする私、我ながら面の皮が厚い。

 

 

ちなみに意見書を提出する前に後輩および新人にヒアリング。

私「私がされて嫌だったことをメインにまとめるけど、2人から相談されていることも盛り込めた方がクリティカルだから伝えてもいい?」

 

新人「正直仕事がやりづらくなるので言わないでほしいです。でも今の状況はつらいからこんなに新人に仕事ふっちゃって大丈夫?潰れちゃうよ?みたいに言ってほしいです(原文ママ)」

 

後輩「私は担当次長にも相談してるので書いてもらって大丈夫です!」

 

なんというか、実は新人も``他責傾向が強めでおいしいところだけ仕事をしたいのがにじみ出ている少し香ばしい人間‘‘なので、本当に後輩が心労でぶっ倒れないか心配。

まあ社会人3年目ってこんなもん…なのか…???(多分甘ちゃんなだけだな…)

 

 

意見書をみたおじさんとタイマン

おじさんが意見書を読んだようで、私に声がかかり闘技場会議室へGO。

おじさんとの直接対決のゴングが鳴った。

 

カーーン!!!

 

と、私のみなぎる闘志とは相反して、友好的に事を収めたいおじさんは割と冷静、というかいつも通りヘラヘラしていた。

私のおじさんサンドバック劇場を眺めたかった方、大変申し訳ございません。

そんなに白熱しませんでした。

 

 

おじさん「まったくもって書かれている通りです」

 

おじさん「時間外の声掛けは、後輩さんには1回しかやってないんだけどな…」

 

私「たった1回でもずっと覚えてますよ。そこは徹底してください」

 

おじさん「わかりました。打ち合わせの時間帯もなあ…定時以降じゃないと設けられないときもあるんですよ…」

 

私「設けるにしても、仰々しく会議室で1時間近くやるんじゃなくて、その場で済むことは要点だけ抑えて短時間で終わらせてください。時間の指定は(おじさん)がやると強制になるので、空いてる時間をまず後輩達にヒアリングしてあっちの都合に合わせるような形でやるように心掛けて頂けると」

 

おじさん「(こっくりと頷き)そうします」

 

私「仕事量ですが…新しい事業始めるなら、何かやめるしかないんですよ。開発は自社都合でスケジュール変えられるんですから、そこで調整しないと。いずれにしても今のスケジュール感では無理です」

 

おじさん「そのへんはO部長ともう一度確認して、話し合います」

 

 

多少の抵抗はありつつ、おじさんなりに理解は示して改善しようとする気はあるようだ。そう、根は真面目なので意見を聞く姿勢はある。行動として今後取り入れるかは別だけど。

 

 

私「私はいなくなる人間なので正直になんでも言える立場ですけど、後輩たちはこういうこと言えないんで」

 

おじさん「そんなこと言わないでくださいよ…というか、あの2人は意見をいうタイプじゃないよね」

 

私「それはそう」

 

おじさん「なので、もうこれからどうしたいかは話し合うしかないんですよ。正直切羽詰まってるのかどうかも、表面的にみるとわからない。わからないからどんどん仕事を振ってしまう。できないときは拒否を表明してほしい」

 

私「その意見も、本人たちに言わないと伝わりませんよね。私からも言っておきますけど、(おじさん)が思っていることも伝わってないのでそこはきちんと共有したほうがいいと思いますよ」

 

おじさん「そうします。薄々感じていることではあったので、言ってくれて助かりました。」

 

 

若干こいつ折れてねえな感がありつつ、こんな感じで終了。

おじさんは後輩たちに嫌われているのを知りつつ歩み寄る必要があるし、後輩たちも自由な環境を手に入れるためには引っ込み思案な勤務態度を直していく必要がある。

私はその伝書鳩にしかなれないし、これからはそれもできない。

 

このやりとりはある程度要約して後輩・新人ともに伝え、感謝された。

彼らの成長を祈るしかできないけど、正直祈るのもめんどくさいのでもうこの辺にしてあとは丸投げしま-----す!!!!!!

 

なお、これを送った翌日のO部長は私の顔色を伺うような態度が顕著に表れていた。

いやなんか言えや。お前のせいでもあるんやぞ。

 

 

後日談

新入社員歓迎の立食パーティーが全社的にあったので、その雑踏に紛れてその後のおじさんの動向を聞いてみた。

 

後輩「最初の1日はおとなしかったんですけど…また戻ってしまいました…」

 

万 死 に 値 す る

戻っとるやないかーーーーーい

 

やっぱ死ぬくらいの衝撃与えないとだめなのかもしれない。犯罪に手を染めてまでおじさんを止める気力はさすがにないな…

 

もうこれ以上できることはなさそうなので、

  • ハラスメント担当部署に頑張ってもらうよう発破かける
  • 今のうちの部署がやばい話を色んな人にしておいていつか芽吹くよう種まきをする

くらいの根回しで終わりにしようと思う。

人生のうちで完全勝利できる事ってなかなかないもんだね

 

 

さて、ハイライトは終わったので次回を最終章とします。

  • 私の代わりに入ってきた子兎のようにかわいい女の子の話
  • 辞める日のご挨拶とかその辺の話
  • 変わらぬおじさんへ最後の日に掛ける言葉

 

お楽しみに~

 

追記:更新しました

pesukatoore.hatenablog.com

 

つづく

グッバイおじさん~第3章 これ以上株を下げるな~

前回はこちら↓

pesukatoore.hatenablog.com

 

無事退職も受理されて、さあここからが怒涛の引継ぎ作業である。

 

第1回引継ぎ会議

登場人物は私(ぺ)、おじさん(お)、後輩(後)、新人(新)の4人。

私の仕事内容をどう引き継ぐかを相談する。

 

私の仕事内容はもちろん私が一番よくわかっているので、私進行のもと話を進めていく…のかと思いきや。

 

 

おじさん「では今から話そうと思うのは~」

 

 

いやお前が話すんかーい

多分このままだと全然進まなくなるので無理やりお鉢を奪う。

 

 

ぺす「今からお渡しするこの資料に、引き継ぐ内容と有休の日程が書いてあります。

青字になっているところがまだ引継ぎできていない事なので、今月内に全て終わるように進行していきますね~」

 

 

ちなみに引継ぎ内容の多さは後輩10:新人7:おじさん3くらいである。

 

 

お「俺のこの●●っていうのはいつごろやる?」

 

ぺ「これは○○が終わってからですかね~」

 

お「じゃあこれは?」

 

 

いやいやお前だけの引継ぎ会議じゃねーんだわ

見ろよ後輩の顔を!!!何のために呼ばれたんだろう…って顔してるわ!!!

 

 

お「あとペンディングにしてた△△の件、悪いけどリストアップしてくれる?あと、リストの作り方後輩さんと新人さんにも教えといて」

 

 

辞めると言ってるのに新たな仕事を作るおじさん。

リストアップ好きだよな…どうせリスト化しても見るだけで生かさないくせに…

しかも作り方まで引き継がなきゃいかんの会。会長、ぺす。

 

こりゃおじさんいたら後輩達が聞きたいこと聞けないわな…となり、簡単におじさんの質問に答え、一旦おじさんを満足させてから後輩達の引継ぎをすることにした。

 

ここにきてさらに印象をマイナスにしていくおじさん、流石としか言いようがない。

 

 

一方内定先のやりとりでは…

会社見学という名目で、内定承諾前に色々聞けることになった。

不安げな顔して入っていったぺす、しかし帰ってくる頃には晴れやかな笑顔でスキップする女として警備員の方にガン見された。

 

改めて言おう、ここにしてよかったー!!

 

  • 施設が綺麗

まずね、これは仕方のない事なんだけど、改装したての会社だから明るくて綺麗。

設備もちゃんと鍵がかかるし、ご飯を食べるためのスペースがきちんとある…!

斜め前でおじさんが咀嚼しているデスクとは大違い。大変過ごしやすそうである。

 

  • 教育体制がしっかりしてる

「入社にあたって、なにか勉強しておくことはありますか?」に対して、「きちんと教えるので不安にならなくて大丈夫ですよ。強いて言えば、○○に関する部分は予習しておくと頭に入りやすいです」と完っっっ璧な答え。

これができる人、まじで現職には皆無だったからほんと助かる。

 

  • 尊敬できる優秀な人が多い

前述の通り、受け答えが明朗かつ、1聞いたら10答えてくれるような方がたくさんいる。※現職の、特にうちの部署には皆無の人材。

 

今回質疑応答と案内を担当してくれた担当の女性も、私と同い年にも関わらず人生経験倍くらいありそうなできる方だった。

だからといって距離感が遠いわけでもなく、新天地で不安な気持ちを汲み取って解消されるようこんな制度ありますよ~!と根拠ありきで説明をしてくれる。

 

ねえ、現職にこういう人がほぼいないのまじでなんで???

日本語が通じなかったり、何考えてるか言語化できなかったり、察せよと切れる御仁がいたりで信じられないほどコミュニケーション取れない人が多すぎる。クソ社員グランプリとかでデュエルさせたい。

 

…でもね…そういうクソみたいな同僚および上司がたくさんいるの、ぺすしってるよ…労働ってクソだね…

 

少しでも早くこういう方と肩を並べられるようにがんばるぞ~~~!!!

 

 

退職の連絡をした各々の反応まとめ

ここ最近いただいた反応をダイジェストでお送りします。

 

天敵おじさん

「(瞑目して)………残念です」

 

後輩

「そんなあ…(頭を抱える)でもやりたい仕事ができるのはいいことですね…」

 

入りたてで色々教えていただいた先輩

「びっくりしたけど(新しい仕事内容)向いてると思います!」

 

現場時代に仲良く話したおっちゃん

「え!?子供でもできたんか!?違うんかー!!!!ガハハハハハ!!!!(まじでこういうところだぞ)」

 

現場時代で仲良くしてたおばちゃん

「遠い噂で‘できる‘って聞いてたわよ~そうなの~残念ねえ…新しいとこでも頑張りな!!」

 

ご飯よくいく先輩

「嘘だと思って直接聞きにきちゃったよ!!本当なの?残念だなぁ…いてほしいよぉ…」

 

現場の若いおじさん

「嘘だろ!!だめです!!!そんなこと言われたらもう仕事できないよ…(しょんぼり)…いつでも遊びにきていいからね…」

 

セラムン繋がりで仲のいい他部署後輩

やっと逃げられるんですね!私も後に続きます!!

 

 

こうしてようやく職場のしがらみから逃れ、着々と有休消化をこなすぺすであった…

 

と、思いきや。

そうは問屋が卸さない。

 

というのも一週間ほど前、頭を抱えた後輩とひょんなことから2人の空間で仕事をする環境に偶然なったとき。

 

後輩「私、あんまり人のこと嫌いになったりとかないんですけど…(おじさん)のこと、本当に無理かもしれません」

 

深刻な顔で語る後輩の話の中に、かつての思い悩んだ自分の残像を見たぺす。

おじさんとの円満退職を諦め、最後の戦いに臨む――――――

 

 

次回、おじさんに思いの丈を打ち明ける。

 

つづく↓

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グッバイおじさん~第2章 心の整理はついたかい~

前回はこちら

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おじさんの心の整理期間(まじで何の期間?)と私の正式な条件通知書を待つ1週間が過ぎた。

 

だらだら昼休憩までタイピングしてたら「何か手伝おうか?」とか「困ってることはある?」やたら優しいおじさん、単純に気持ち悪い。

 

 

まじで無駄な1週間塩漬けを超え、第2回おじさん死刑宣告

某会議室、おじさん緊張の面持ちで向かい合う。

 

おじさん「それでは、1週間たった気持ちを聞かせてください」

ぺす「変わらずです」

 

すいませんね即レスで。

むしろ1週間で何が変わると思ったのかが不思議である。

 

お「ちなみにだけど、部署を異動するとか、そういうのでも変わらない?」

ぺ「変わ(るわけねえだろボケナスゥ)りませんね。やりたい仕事はすでに実績のある方がポジションについてますし、それなら転職したほうが早いので」

お「そうですか…(5秒)…残念です」

お「今は私だけ知っている話なので、上長のO部長に話を通します」

 

こうしておじさんの引き留めは幕を閉じた。

 

 

上長と2者面談

さて、いよいよおじさん以外の社内の人間に退職を伝える時がきた。

おじさんが「何かあったら呼んでください」って言ってたけどそんなにお前を必要とする場面がない。うぬぼれるな。

 

会議室でどちらからともなく座る私たち。少なくとも部長のほうがおじさんよりも冷静である。

 

O部長「びっくりしたよ」

ぺす「すいません」

O「退職の理由を聞かせてもらってもいい?」

ぺ「ステップアップの転職が一番ですが、正直申し上げますと……

おじさんと馬があわなくて……

 

墓場まで持っていこうと思っていたが、いやいやうっかり口が滑る。

滑りだした口は止まらない。

O部長、ほう?という顔になる。

 

O「確かに変わってるところはある人だね」

ぺ「本人には言えませんでしたが、仕事のやり方がとにかく合わなくて」

O「具体的には?」

ぺ「今までうちの部門が案件を取れてたのって、スピード感と小回りの利く営業が強みだったからなんですよ。でも今は、情報の棚卸しや整理整頓ばっかりで新規の案件がほぼ0件になってます。このままだと、売り上げはもっと落ちます」

O「前に提出した資料にも所見で書いてたね。想いが詰まってると感じました」

ぺ「突然コンサル雇ったりとか…」

O「あれは私もびっくりした。止める前に社長に持ってっちゃったからやむを得ずやってるけど、効果もいまいちだしひと段落したらやめさせるから」

 

部長も思うところはあるらしい。

おじさんよ、まじで変なところに1人で突っ走ってるぞ。

 

ぺ「……というわけで、営業できる人が1人もいないので破滅しないように後輩たちを支えてあげてください」

O「私にも責任があるので、今途中になってしまっているプロジェクトは最後まで面倒を見ます。申し訳ないけど、引継ぎだけはお願いします」

ぺ「そこはきちんとやります。おじさんを押し付けることになり申し訳ありませんが…」

O「いやいや、ぺすさんが今まで感じていたストレスに比べればね。今までありがとうございました」

 

O部長、おじさんを放置した戦犯ではあるがこのセリフですべて許した。

そうよ私、本当に使えないくせにやたら口出しと案件を止めてくるおじさんがストレスだったの!!!!!!

あーもっと早く言っとけばもうちょっと最悪を回避できたのかな…

 

今後は私がいなくなることで苦労する後輩と新人の意見をよく聞き、さらに離反がないよう猛省してほしい。

 

 

後輩にも報告

加速する引継ぎに何かを感じ取る後輩。

最近は何かをする前に伺う所から進化して、自律的に動いてわからない部分だけ聞くようになった。

本当に頼もしくなって心強いが、まだまだ心配な部分はもちろんある。

 

心苦しいが、おじさんが言う前に私から話をしておかねばと思った。

 

ぺす「実はなんとなく感じ取ってると思うんだけど、退職することになりました」

後輩「…退職ですか?産休ではなく?」

ぺ「実は、転職で退職します」

後「あー…(頭を抱える)そうなんですね…」

 

なんとなく感じていても、実際に言われるのとでは衝撃度が違う。

産休だと思っていた後輩、もう私が会社そのものからいなくなることを知って絶望。本当にごめん。

 

後「有休もあるから本当にすぐいなくなってしまうんですね…」

ぺ「おじさんもあれだし不安しかないと思う、本当にごめん」

後「私も転職したいです…」

ぺ「そうだよねぇええええ!!!」

後「私アウトプットが本当に苦手で、取引先さんとすり合わせするの苦手なんです…」

ぺ「前任の先輩だった人がその辺詳しいから、その人と連絡とれるようにしておくね…本当にごめんね…」

後「いやでも、やりたい仕事をするのがいいですよ…あーーー(頭を抱える)」

 

アスキーアートのorzになってしまう後輩。

そうだよな、私も同じ状況になったら絶望しかない。

 

ぺ「とりあえず、どっかでごはん行こう…」

後「ぜひ…」

ぺ「多分正式な発表は来週の朝だと思うんだけど…」

後「あ、言っていいのかわからないんですけど、今日(おじさん)が18時ごろに打ち合わせって言ってたので、そこでお話するんだと思います」

 

根回しの早いおじさん。

そんで定時後に後輩を拘束するなよ、死してなお株を下げてくる奴だな…

 

多分私のいないときにこっそり打ち合わせたい意図だと思うので、その日は17時きっかりに帰ってなるべく早く打ち合わせができるように気を遣った。

おじさん、本当に嫌いだよ。

 

 

 

~次回~

  • 引継ぎでなお下がるおじさんの株(逆になぜそこまで下げられるのか)
  • 転職先の会社見学で感動した話
  • 社内の仲いい人に退職するって言うよー!

 

3本立てです、お楽しみに。

 

つづく↓

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グッバイおじさん~第1章 退職通知~

起承転結で言えば承のあたり、一番おいしいところですな

 

序章はこちら

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章じゃなくて前編・中編・後編で十分だったかもしれんな

さて、おじさんに退職するって言うよ~

 

 

最低限のビジネスマナー

退職の連絡をすることに関してドラマの知識しかなかったので

退職願(もしくは届)をバーン!!って机に叩きつけるしか知識のない私。

 

ちょっとやりたかったけど冷静になって転職経験のある友人に聞いてみた。

 

  • まずは書面提出じゃなくて相談ベースで伝える
  • しっかりした会社なら届け出のフォーマットを人事がくれるので上長承認の後にそういうものは書く
  • 退職届ちゃんと出さなくてそのまま手続きが進むこともあり

 

ドラマの世界だけだった、聞いといてよかった~!!

 

 

アポ取り

おじさん、いままでの退職ムーブ(後輩への怒涛の引継ぎ、匂わせ発言)に全く気付いてないっぽいので雰囲気を出して打ち合わせのアポを取る。

 

「明日の10時、打ち合わせをしたいので空いてますか?詳細はその時にお話しします」

 

さすがに何かを感じ取るおじさん、打ち合わせの時間になって会議室のドアをあからさまに閉める徹底ぶり……そういう雰囲気出すのは得意だよなオメー

 

 

これを言うために頑張ってきた

「この度、一身上の都合で退職をさせていただきます」

 

なぜか一時停止するおじさん。後から漏らした証言によると、てっきり産休のお願いかと思ったらしい。

結婚式挙げたしタイミング的にまあそうか。クックック

 

~ここからはぺす(略ぺ)とおじさん(略おじ)で会話をお楽しみください~

 

おじ「それは…前から考えていたんですか?」

 

ぺ「ええ、1月頃から」

 

おじ「会社としては今改革の段階で、確実に変わっていく。それでも意思は変わらない?」

 

ぺ「待遇に関してはポジティブに受け取っているが、やりたい仕事に挑戦できるチャンスがあり、転職先も決まったので」

 

おじ「そうか、もう決まってるのか…差し支えなければ、どんな職種か教えてほしい」

 

ぺ「●●に特化した企業です」

 

おじ「(ノーコメント)…退職希望時期は?」

 

ぺ「4月末の例のプロジェクトが終わったら」

 

おじ「そうですか…正直、その期間だと引継ぎに不安が残るのでなるべくもう少しいてほしいんだけど…まあ先方の都合もあるからな…」

 

ぺ「(4月はプロジェクトの遂行日以外有休消化に回したいけど無理そうだな)…引継ぎは着々と進めていて、今いる後輩たちもこの2か月で教育すれば一人前になると思います」

 

おじ「部署の7~8割のマンパワーが抜けるような痛手です。できれば残留で考えてほしい。産休中の同期さんも帰ってくるか正直わからないし」

 

ぺ「そうですね、今始めた商品開発の部分は支障が出るので、私が抜ける事で延期になるのは申し訳ないです(しおらしい態度)」

 

おじ「ステップアップの転職だから応援はしたいんだけど…いやー前の部署でもこういうことはあったけど正直今回の方がきついな…」

 

ぺ「(笑いをこらえるのに必死)引継ぎは着実にやりますし、有休消化が全てできなくてもやむを得ないとおもっております」

 

おじ「…わかりました。とりあえず整理がつかないので、今回は取締役には報告しないで私との間だけの話にしましょう。一度退職を伝えちゃうと、会社的にはもう退職するんだって態度になるから…ね?そんな感じでどう?」

 

ぺ「そうですね、転職先の正式な条件がまだ来ていないので、そこをきちんと確認した後に退職となった場合の細かい打ち合わせをしましょうか(まあ退職するけどな!!!!!!)」

 

おじ「その…6月に後輩が変わってOJTのやりなおしになったりとか、同期さんが産休になったりとか…その辺は関係ある?」

 

ぺ「ありますね」

 

おじ「もし何か…仕事以外の人間関係とか悩み事があるなら聞くから…ね?」

 

ぺ「大丈夫です(にっこり)」


その後、「気持ちとしては(内定を)蹴ってほしいです」という枕詞とともに多少やりとりを繰り返し、第一ラウンド終了。

 

 

この時点で気になった事

最後まで「残留するための具体的な条件としてなにが欲しいか?」を聞かれてない。

給与を上げるよとか、ここ以外の部署に異動する?とかそういうこと聞いてもよくない?まあおじさんがいる限り給料上がっても残留はないんですけど!!

 

おじさんなりに私が残留に心変わりしたときのことを心配して、一週間は保留機関にしてくれるそうです。涙ちょちょぎれそう~(真顔)

 

最後までおじさんは自分が原因とは露とも思わなかった模様。

最後の最後にお前だよって言ってやろうかな

 

次回、一週間後の様子をお届けします♡

 

つづく↓

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グッバイおじさん~序章~

転職したい、そう考えたのはいつからだっただろうか。

 

去年の6月、天敵となるおじさんがうちの部署に彗星のごとく異動になったのが皮切りだったのは間違いない。

 

おじさんと仕事まわりについてはこちら

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頻繁過ぎる声かけ、面白くもないジョーク、自由に仕事ができなくなった歯がゆさ、経営センスのなさに失望する日々――—

それでも、待遇は良かったし自分のやりたいことはできる環境だと一抹の希望を持っていた。

 

 

しかし1月某日、とうとう転職「したい」から「する」に気持ちが決まったのである。

きっかけの面談はこちら

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某エージェントサービスに登録し、転職活動が始まった。

ついでに自分のやりたい仕事の勉強も始めた。

そして同時に、なぜか会社でも新プロジェクトが次々とぶち上げられ、閑散期のはずの2月はタスクの群雄割拠★戦国時代へと変貌した。

 

 

おじさんのこうげき~ぺすのライフはもう0よ~

1か月半に渡った転職活動の様子はあとでまとめるとして、おじさんのしでかしをここでは書こうと思う。

 

師走の後の通常業務が落ち着いて、色々と余裕が出てくるのが1月後半~3月が毎年の弊部署のセオリーだった。だった。

 

なんか知らんが増えた。

 

  • 「新商品の開発」

別部署の担当だったものをうちもやろうと持ってきた。

自分の仕事も詰んでるのになぜこのタイミングでやろうと思った?

 

  • 「イベント出展」

前任のおじいちゃん上司1人で回してたものを引き継いだおじさん。

なぜか末端社員までみっちり手伝う流れに変えて、やたら会議を開いて共有するくせに方針は自分の決めたものじゃないと通さない。

会議にいるのに意見はできないというおじさんオンステージに。

 

  • 「国際規格審査の準備」

私一人で業務圧迫しないようにゆるく回してた内容をすっごいギチギチにする。しまいには書類作成のやりなおし、細かい内容まで承認を取らないと進められなくなる

あのね、通常業務が滞るような運用をしたら国際規格を取得する意味がそもそもないんだよ????わかるか??????

 

  • 「経営コンサルを雇って分析を始める」

効果が微妙な上に他の業務も終わってない中なんで次々と手を出すんだよ。

「経営コンサル」ってなんかやった気になるもんね~?実際はコンサルの自分語りと方向違いなおじさんの質問で毎週2時間溶けただけだったけどな

 

 

すべての合言葉は「3か年計画」。

将来すごーく変わるんだってさ!!ふぅん!!!!!

その頃には私はいないので勝手にキャンバスに夢を描いてな

 

 

将来のフラグを立てたいおじさん

各種増えたタスクの準備やらをしているときにやたら言われてたのがこのセリフ

 

「ぺすさんにはいずれ俺の業務を引き継いでみんなを引っ張ってもらいたいから~」

 

え、私その仕事やりたいとか一言も言ってないし、なんなら違う職種の業務やらせてくれませんか?ってお願いしてたんだけどそこは無視なんだ???

 

 

おじさんはそもそも仕事に対するモチベーションがないらしい。

すぐ引退する宣言をほのめかすし、力を入れてる「3か年計画」も社長命令だから…と他責傾向。

なんでも人のせいにするんじゃない。やるなら腹を括れ。

 

自分のやりたくない仕事を私に押し付けることしか考えてないので、おじさんの上司としての尊敬度というのは0どころかマイナスを突っ走っている(現在も更新中)

 

 

そしてとうとう

3月1日。

とってもお天気が良くて春を感じるすごくいい日に、第一志望先から最終合格通知を受け取った。

 

転職中はどの面接でも私の話を親身に聞いてくれて、鋭い質問をくれる「できる人」との出会いが多々あり、いい刺激になった。

保身しか考えず、成長意欲のない今の職場と比べるとどこも輝いていた。

 

さて、準備がそろったところで次回

おじさんに退職通告をしてきます。

 

 

つづく↓

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転職をまじで決意したときの話

いま、怒りで鼻息が荒い。

 

正直ここまで分かり合えないとは思わなかった。

転職しよう、それしかない。

 

 

事の発端は、

何か月かに一回の個人面談。

今までは部署の上長がやっていた所、今回から直属の上司がやることになった。

私の面談先はそう、何度か登場している例のおじさんである。

 

この時点ですでに目がチベットスナギツネになっているが、なんとかひと踏ん張りしてもはや本心を打ち明けてしまうか、転職したいとでも駄々をこねるか、お前とは合わないと怒り狂うか、机越しに対面してから逡巡する。

 

しかし、この打算でさえ私が期待した結果に過ぎない事が分かった。

このおじさん、私の気持ちを聞くつもりなぞ毛頭ない。

 

 

弁論の様子

おじさん「これまで色々変わったと思うけど、何か言いたいことはありますか」

 

私「前の上司とやり方が違って歯がゆい。前の上司は行動が先だったけど、あなたは計画だけやって一歩もやることは進んでないよね?」

 

やんわりだけど今のやり方に不満をもっている、とぶつける。

 

おじさん「おっしゃる通りで、君についている同部署の後輩達もそう思っている事だろうと思う」

 

私「(自覚はあるんかい)」

 

おじさん「しかし」

 

私「!?」

 

おじさん「今は業務Aと業務Bで手一杯で、どうしようもない。なんならこっちの業務をやってほしいくらい。今もここのこれが大変で~(10分近く自分語り)」

 

私「(さらに仕事を押しつけようとしているだと…)」

 

おじさん「~というわけで計画がきっちりしたら方向性がきまる。方向性がきまったら一気に変わると思うから待っててほしい。3か年計画で考えている」

 

3年も待てるかボケェ。考える前に行動せえ!!!!!

そんで計画が立ったからと言ってそのやり方が正しいのかわかるのはやり始めてからじゃないとわからねえんだよ!!!!とりあえず手つけてみろやぁ!!!!!

何か月もかけた計画そのものに欠陥がある場合の事を想定していないおじさん。

 

まじで!!!!!合わない!!!!!!!

 

 

自己啓発ややりたい事の話に移る

私「こういうマーケティングをやりたいし勉強しているんですけど」

 

おじさん「うーん…3か年計画が完成してからやりたい事だね。今はとりあえず目の前の業務を片付けてくれるかな」

 

 

新たな取り組みを提案することも許されないのか。

何一つ実行に移せてないくせに、なにが「とりあえずやりましょう」だ。そんなん待ってたらやりたい事なんていつになってもできんわ。

 

しかもこのおじさんの計画、そもそも業界の事をよくわかってないから、「大手に出店すれば売れる」と思ってる。あまりにも深層の令嬢。あまりにも理解が浅い。

 

そんな出店するだけで売れたら世の中のお店は苦労していない。

 

計画そのものが夢物語をベースに書かれてる(コンサルを雇えばなんとかしてくれる、業者が大きいところなら注文がはいってくる)から、現実味がなくて賛同できないんだよな。

 

そんなおじさんの妄想には付き合ってられないので、大きい責任から比較的逃れられそうな今、やりたい仕事につけるチャンスを見つけたら飛び込んでみたい。

 

 

おわり

※遅れましたがこちらは2023年1月中旬くらいに書いた記事だよ!感情のままに書きなぐって放置してたよ!!!

 

意図せず丁寧な暮らしをしています

最近小説(しかも本格ミステリばっか)を呼んでいる影響もあり、今までの読み口とちょっと違う感じに文章が影響されてまくっておりますが、あしからず。

 

最近の心理状態とか環境の変化をこまごまと綴っていく。

 

 

SNSから離れた

クリスマス前、ふとした瞬間にTwitterinstagramをのアプリをホーム画面から削除してからというもの、意外と見なくても生きていける事に気づいた次第です。

 

ふと流れるためになる情報やリプライでついついやめられずにいたのに、いざ離れてみれば快適に過ごせる。

あんなにTwitterやめたいって呟いてた時はやめられなかったのになあ?

 

2022年の後半は、正直TLに浮かんでは消える承認欲求に辟易していた。

自分が主催してたSNS上の企画やら、SNS上でしか繋がってない友人との会う約束の返信があるやらできっぱりやめる行動ができず、だらだら覗いては閉じていたけど、そのほんの少しの積み重ねで大分気持ちがやられていたようだ。

 

元の心根が同担拒否みたいなのもあって、推しに関する自分の知らない話が出ると妙に落ち込んだり、自分よりも反応が大きい声にかき消された発言を見ては目が死んでいったり、まあ私ってSNS向いてない。

 

最近のTwitterはほんとによく動くし、instagramの承認欲求は相変わらずでかいし、反応速度も速くて多すぎる。正直、疲れた。

 

SNS疲れって慢性頭痛とか肩こりみたいにずっと痛くて完治することはないから、根本的に絶つしか対処方法がないんだよね。またやってもいいかな、と思えるまではしばらく離れておこうと思う。

 

 

たくさん本を読んだ

去年の冬はクーポンのお知らせに後押しされて、とうとう電子書籍デビューを果たした。楽天koboである。

 

この29年間もっぱら図書館でジャケ借りしては呼んでを繰り返してたけど、人気図書はずっと借りられてるし読みたい本がそもそもないことが多いんだよね、なんせ田舎なもんだから。

お金はかかるけどそういうジレンマが一気に解消されて、まさに歯に詰まったものが一気にとれるような爽快さ。読みたい本がすぐ手元にあるって素晴らしい。お金はかかるけど(2回言った)。

 

もともとSNS中毒でスマホが手放せなかったから、手のひらサイズの画面ですぐパッと読めるのはありがたい。ハードカバーより5倍くらいの速さでサクサク進む。

多分私の場合、Kindle買って読むよりお手軽なスマホ内蔵アプリで読み進める方が合ってるっぽい。しかし充電なくなったら終わるな?

 

丁度SNSから離れたこともあり、ピーク時の読むペースは1日1冊。

本格推理小説から得られるものは話のあらすじをなんとなーく察する推理脳になることと語彙力くらい。つまり生活面にはほぼ活かされないんだけど、まあ楽しいからいいか。

 

 

Oisixをはじめた

Oisixオイシックス)って何…という方は公式見てくれよな↓

www.oisix.com

 

簡単に言うとミールキット宅配サービス。

クリスマス前にモスバーガーのコラボやってて安かったから買ってみた。

 

これが意外と良くて(キットなんて高いだけだと思ってた)、私には合ってた!

 

  • 自分で作るのに自分じゃない味付けになる

絶対自炊してる人って自分でなんとなく作る料理の味に飽きてるんよ。人んちの手作りの料理食いてえ~!!みたいに暴れだしたくなるニーズがミールキットでここまで解消されるとは…

企業の人がかわるがわる監修してるから味が一定にならない。色んな人んちの料理が食べられる。

 

  • 新しい料理を覚えられる

きゅうりの切り方で味が変わるとは思わなかった。いつも乱切りでざく切りトマトと一緒に混ぜるしか消費方法を知らんかったから…

日々忙殺されてるときに新しいレシピ見て作るのなんて無理無理。

既に道順が書かれてる地図を渡してもらえることのなんとありがたいことか。

 

  • まあとにかく楽

夕方の混んでるスーパーで、お腹すいてる中レシピを考えながら何の食材を買うか悩まないのが本当に楽。

あとカロリー計算も表記されてるからカロリー計算的にも楽。ダイエッターとしてもありがたい限り。

 

既に必要な量の食材があって、作り方も書いてあって、普段自分が作るよりも家族が喜んで食べる、これにつきる。

仮に不評でも「自分が考えた料理じゃないしィ~!!」と開き直れるのもいい。責任感の分散。

 

  • そんでかなり美味しい

商業のプロが考えてるんだからそりゃ手抜きごはんより圧倒的においしい。

値段の高さとかゴミが多いとかしょっぱいとか色々批判もあるけど今までの料理の苦痛と比べたら全然気にならない。

ありがとうミールキット

 

なぜかOisixの宣伝みたいになってしまったな

 

近況まとめ

SNSから離れて、たくさん本読んで、おいしいもの手作りで食べられて、これほど幸せな生活ってなくない?

書いててものすごく心身健康な生活できてるなと思ってしまった。

今なら死んでも悔いないな。生命保険入っとくか。

 

 

おわり